糖尿病研究所 TOP > 糖尿病の原因 > 糖尿病と中食

糖尿病と中食

中食(なかしょく)とは、持ち帰り惣菜のことを指す造語です。家庭外で調理された食品を家庭内でとる食事の形態を言い、家庭で素材から調理する意味の「内食」、レストランなど外出先で食事をする意味の「外食」との中間にある食事の形態です。

中食のタイプは、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、惣菜専門店(デパートの地下など)、弁当チェーンなどで販売されている弁当・調理済み食品・惣菜などの「テイクアウト」、また宅配のピザ・中華・お寿司などの「デリバリー」などがあります。

ライフスタイルの変化や、人口構造の変化、働く主婦の増加などに伴い、従来では家事労働とされていた食事作りが外部化されることで、中食は有望ビジネスとなり、急速に発展を遂げています。

しかし、糖尿病の患者にとっては、市販の惣菜や弁当は揚げ物や動物性脂肪が多く含まれているものが多く、カロリーが多いため、利用には注意が必要となります。

例えば、国民生活センターが実施した中食のフライの検査結果からは、中食のフライで一日の脂質目安量を摂取してしまうことになるという結果もでていますし、塩分についても手作りのものよりも塩分が多く含まれているという結果も出ています。

容器包装されている加工品には、原材料のほか、カロリー表示も明記されていますが、全体のカロリー、グラム数に対するカロリー、1個単位のカロリーなど表示の仕方が様々なので、カロリー計算をきちんとするように心がける必要があります。また、見かけ量は少なくても、チョコレートなどのお菓子は少量でも高カロリーですから、注意が必要です。

糖尿病で食事療法が必要な理由は、カロリーのとりすぎで血糖値が必要以上に上がって自分の身体で作る事ができている少しのインスリンが無駄使いされないようにすることです。食事療法をしっかり守ること、つまり、カロリー量をしっかりと守ることで、インスリンの無駄使いがなくなり、インスリンを作る細胞が元気を取り戻すことが出来れば、必要な量のインスリンを作る事ができる様になってくることから、中食に頼って、カロリーを多く摂取しすぎてしまうようなことは避けなければなりません。

中食にも、上述のように、色々なタイプのものがあり、カロリーも表示されています。カロリーの少ないものを上手に組み合わせ、忙しい毎日の生活に上手に取り入れていくようにしましょう。

関連する内容の記事

ソーシャルブックマークに登録する

ブックマークに追加する
Copyright ©2008 糖尿病研究所 All right reserved.