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糖尿病発生の仕組

 最近では糖尿病の人が著しく増加していますが、もともと日本人は糖尿病とはあまり縁のない民族でした。しかし、生活が豊かになり、自動車の普及により歩くことも少なくなり、労働も機械化されたことなど、生活の変化にともない、運動不足やエネルギーの摂り過ぎになってしまっています。この運動不足やエネルギーの摂り過ぎは、糖尿病と深い関連があり、つまり、日本人は糖尿病になりやすい環境におかれている民族ということになるのです。

 糖尿病とは、食物として取り入れられた栄養素が身体の中でうまく利用されず、血液の中に含まれるブドウ糖(血糖値)が以上に多くなっている状態をいいます。血糖値が高くなると、身体の中の大切な臓器や細胞が冒され、重大な疾病を引き起こしてしまいます。しかも、糖尿病になってもはじめのうちはほとんど症状がなく、知らない間に進行し、合併症が現れて初めて気付くことが多いやっかいな病気でもあります。

 毎日の食事の中で糖質(パン・ごはん・果物など)を摂取すると、唾液や膵液、腸液によって消化され、殆どがブドウ糖となって腸から吸収され血液中に入ります。ブドウ糖は血液の中にあるだけでは、何の役にも立たず、ブドウ糖は肝臓に予備として蓄えられ、脳や筋肉などでエネルギー源として利用されるのです。そして、余分なブドウ糖はグリコーゲン、脂肪に変えられて貯蔵されているのです。このように、ブドウ糖の利用は、膵臓がから分泌されるインスリンというホルモンの作用により、たくみに調節されていますが、このインスリンの分泌が少なくなったり、作用が十分でないとブドウ糖が有効に使われず血糖値が高くなってしまい、糖尿病となるのです。

 定期的な運動がインスリンの働きを活発にさせ、体脂肪を減らし、免疫力・体力をつけ、合併症を起こしにくくするために、糖尿病には運動療法が薦められます。しかし、運動がインスリンの働きを活発にさせることから、運動量によっては低血糖を引き起こす危険もありますから、医師と相談の上、適切に運動をするようにしましょう。

 バランスの良い食事や、適度な運動、また医師により処方される薬は、ブドウ糖の量を調節するために必要なものです。自分の症状を良く知り、血糖値を正常値に保つよう心がけることが大切です。

 糖尿病にかかっていない人も、規則正しい生活、バランスの良い食事、適度な運動を続けることなどは、健康を保つために大切なことです。日頃から健康維持に心がけるような生活を送るようにしたいものですね。

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